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荻野 伸明
日本分析センター広報, 0(29), p.24 - 32, 1996/07
国際原子力総合技術センターが実施する人材養成は拡大の一途をたどり、特に近年の国際研修の拡充は著しい。世界的な規模での原子力に対する関心の高まりの中で、開発途上国のための人材養成、旧ソ連、東欧諸国の技術者に対する原子力安全教育等が要請され、各種の国際研修コースやセミナーを実施している。IAEAコース、JICAコースを始め、科学技術庁の委託事業である国際原子力安全セミナーの現状や成果、国際研修の今の展開についての方針等について紹介する。
松尾 龍介
日本分析センター広報, 0(28), p.2 - 15, 1996/01
原子力船「むつ」は、平成7年6月下旬に原子炉を撤去し同月末に海洋科学技術センターへ譲渡された。本論文では、「むつ」の概要と歴史を紹介するとともに、平成4年2月の実験航海終了後の約4年間にわたる解役工事並びに保管建屋の建設、関根浜港の浚渫工事等の付帯工事について解説する。また、環境モニタリングを含む安全管理についても併せて紹介する。
長岡 鋭
日本分析センター広報, 0(19), p.14 - 20, 1991/01
原研では、環境放射線(とくに自然線及び宇宙線)を対象とした測定やその特性についての研究を行っている。これは原子力施設周辺の環境放射線モニタリング技術の開発や環境放射線による集団線量評価を目的としており、放射能分析確認調査事業とも深い関わりがある。本稿は、原研で行っているNaI(Tl)検出器とスペクトロメトリー技術を用いた自然環境線の高精度測定と、自然環境中での放射線レベルの変動について実測データを中心に述べたものである。